システム屋の日記

システム屋サラリーマンの日記。それ以上でもそれ以下でもない

知識の差がある人との話は難しい

一生懸命説明しているのに話が通じてなくてイライラしたなんて、誰でも経験があるだろう。

それは、その話題の知識の差。話をするとき、お互いが持っている知識の差があると話が通じない。友達や仲間、家族と話していると同じくらいの知識がある話題が多いのでストレスを感じない。でも仕事の話などで勘違いが起きたり、話が通じなくてストレスを感じるのは、理解力にギャップがあるからだ。

これは僕がコンサルタントとして仕事をしていたとき気づいたこと。最近は話を始める場合、相手の理解度を探るようにしている。なのでイライラが減った。話をするときに理解をして貰えず、ストレスを感じる場合の多くは知識に差がある。

相手が理解できていないと感じる場合は、難しい話をする前に前提知識を話して理解してもらってから始めた方が良い。

知識がないと理解できない

今まで生きてきた環境が違うので、話す相手は同じ経験をしていない。こう思っているハズとか、こうして欲しいと思って話をしても通じない。ブログを書いていると本当にそう思う。受け取り方は人それぞれ。伝えるのって難しい。

例えば、僕が常識だろうと思って話していても話し相手からすると常識じゃないし、その反対もある。話す人のバックボーンがないと理解できないことって結構ある。僕も、それに気づくまでは、なかなか伝えられなかった。今も怪しいけど。仲が良い人とか、同じ経験をしたことがある人だと似たような感覚を持っているので話を理解してもらえる。

前提知識を話す

僕は相手が理解できないだろう話をするときは理解するための前提知識を教える。手間は掛かるけど勘違いされたままで居られるよりは後々、面倒くさくないと思う。急いでいるときは別だけど、出来るだけ相手が理解できるところから、順番を追って理解をしてもらってから本題を話すようにしている。方法は色々ある。話す内容の前提知識を先にまとめたメールを送って「読んで置いて」とするときもあるし、プレゼンの前半を授業形式で前提知識の話をするときもある。臨機応変に話せる準備をしている。

例えば、プログラミングを知らない人にバグの原因や対策を話さなければいけないときなどは、プログラミングとは何ぞやから、話せるように準備しておく。相手の理解度を探りながら、ここは端折っても良いかなとか、もっと噛み砕いて話した方が良いかなと話す内容も変えていく。

しっかり前提知識を理解してもらえれば、ギャップが小さくなるので話がスムーズに進む。

反対の場合

話を聞くときも話が合わずに理解できない場合がある。そんなときは、何も知らないから教えてと言うアピールをする。知ったかぶりは絶対にしちゃダメだ。ひとつ話が進むと二つ目、三つ目と分からない話が増えてしまう。そうなるともうアウト。絶対に理解できない。理解できる頃には、また新しい知識が必要になってくる。なので、相手と同じ知識レベルになるまで食らいつく。知識のギャップを最小限にするよう努力する。

結構いるのが、相手の話が下手で理解できないのと、自分の知識がないから理解できないのを同じだと思っている人。理解が出来ないのは知識不足かも知れないと疑うこともなく、バッサリと相手の話し方が悪いと思うのって、かなり危険だ。その人は残念だけど、ずっと理解できない側だと思う。

話を理解するためには知識が必要

誰かと意思疎通をはかる場合、同じ知識レベルじゃないといけない。話が通じないのは、話し手と聞き手の知識レベルに差があるから。そのギャップを最小限にすれば、話が通じるようになる。特に難しい話をする場合は、お互いの知識を合わせる必要がある。

なので、話し手は相手に知識を与えないといけないし、聞き手は知識を吸収しないと健全な会話はできない。これは子供に対してもそうだ。大人は子供に理解できる言葉で話をして相手の知識レベルを上げてあげる必要がある。

でも、いくら話し手が理解させようとしても話を聞く気がない人もいる。そもそも、話を聞く気がない人って言うのは、相手と同じ知識レベルになる必要がないと思っている人なので相手にする必要はない。