20年以上タバコと共に生きてきた僕が禁煙について考えてみる
僕は愛煙家だ。学生時代からハイライトを吸い続けていて、最近はアイコスやグローなどの電子タバコに完全移行したけど、タバコを吸わないことはない。
朝起きたら一服。出社したら一服。休憩に一服。飲みに行ったらバカバカ吸う。
健康のためにはタバコなんて吸わない方が良い。身体のためにタバコは百害あって一利なしと言うのも分かる。理解している。でも、タバコが止められない。これまで禁煙なんて考えたことがない。と言うよりなかった。
最近、受動喫煙だとか、オリンピックに向けて建物内は全面禁煙とか、タバコを吸う人間にとって生きにくい世の中になってきた。なので、タバコを止めようかと考え始めている。
禁煙をすることによるメリット、デメリットについて考えてみたい。
タバコはカッコ良い男のアイテム
僕にとってタバコは『カッコ良い男のアイテム』だった。今でも、そう思っている節がある。タバコを加えている男は、なんとなくカッコ良い。何故かと言うと、悪い男に憧れがあるからだ。
最近の若い子は分からないが、僕らの世代は危険な匂いがする男がカッコ良かった。真面目に言われたことをする男より、アウトローの男に憧れた世代。そして、クルマ、タバコ、ギター(音楽)が必要だった。
でも、令和になって、僕もオヤジになって、タバコなんて必要なくなってきた。健康のためとか、周りの人間のためではなく、タバコを吸う必要性がないように思えてきた。
禁煙をするメリット
禁煙をするメリットで何があるのだろう。色々と言われているのは健康的になると言うことだ。
タバコを吸うことで、脳卒中やがんになる確率が上がるそうだ。タバコを止めれば、がんにならないなんてことはないと思う。でも、死ぬ確率が低くなると言うのはタバコを止めるメリットだと思う。
その他にも色々と言われているが、禁煙をする一番のメリットは、喫煙所を探さなくて良くなることだと思う。実際にタバコを吸う人は、移動してもタバコが吸える場所を探すことが多い。僕も知らない駅に行くと必ず、喫煙所を探す。
喫煙所がない場合は、近くでタバコが吸える喫茶店を探す。どうしてもタバコを吸う環境が欲しい。タバコを吸うために一生懸命になる(笑)
昔のように、いつでもドコでもタバコが吸えるなら、問題なかったけど、今はタバコを吸う場所を探す必要がある。
さらに、金銭的なメリットも大きい。僕は1日1箱くらい吸う。金額に換算すると1日500円。1ヶ月で15,000円。1年で182,500円。新卒の初任給分をタバコに払っていることになる。計算すると怖い。
1日1箱だと言いながら、飲み会などがあるともっと吸っていると思う。そうすると年間、約20万円もタバコ代を払っている。ちょっとバカらしい。
タバコを止めるデメリット
タバコを吸っているメリットも結構ある。タバコを吸わない人は知らないと思うが、喫煙所仲間と言うのがある。愛煙家に厳しい世の中になればなるほど、喫煙所仲間の絆は深くなる。そして、結構、喫煙所で決まることも多い。
会社の喫煙所での立ち話で、仕事の進め方が決まることも多々ある。さらに部署を超えた付き合いも喫煙所で生まれることが多い。
僕はタバコを止めるデメリットは、この喫煙所仲間を捨てることだと思う。別にタバコを止めたから、仲間じゃなくなることはない。でも、普段、顔を合わせていたのに、顔を合わせる機会がかなり減ると思う。そして、バカな話をする機会はなくなる。
タバコを吸いながら、世間話をしてお互いを良く知ることができる。仕事中には趣味の話なんてしない。でも、喫煙所だったら趣味の話などをすることができる。喫煙所仲間は喫煙所で親睦を深めているのだ。
そのチャンスがなくなるのは、ちょっと寂しい。
時代の流れだから禁煙も必要だ
確かに時代の流れなので禁煙をするのが正しいと思う。でも、僕だけタバコを止めると喫煙所仲間と距離を置くことになり心苦しい。できれば、喫煙所仲間、全員で禁煙できるのが一番だと思う。
なんか、僕が禁煙をしない言い訳に聞こえるかもしれない。かと言って、このままで良いとも思わない。
今考えているのは、ひとりでタバコを吸うことをなくす。誰かと一緒にしかタバコを吸わない。と言うことだ。ひとりでタバコを吸わなければ、喫煙所を探すこともないし、喫煙所仲間と疎遠になることもない。
結構、良い考えだと思う。