システム屋の日記

システム屋サラリーマンの日記。それ以上でもそれ以下でもない

会社で上司に、大人気なくキレてしまった。反省する

僕は基本的に会社では感情的にならない。と言うのも、会社での人間関係は特に重視していないので腹を割って話すこともない。なので何を言われてもチャラチャラと笑顔で誤魔化す。ムダに対立して体力を消耗するのもバカらしい。なので後輩や部下にもキレたりはしない。

にも関わらず、今回は黙ってられなかった。おそらく会社でキレたのは20年のサラリーマン人生で初だと思う。大人気なかった。反省している。この人たちに何かを求めた僕が悪かった。

僕のスタイル

僕は基本的に仕事が嫌いなので優先順位をつけて、できるだけ早く仕事を進めるようにしている。例え僕の仕事じゃなくても、後で面倒くさくなりそうなことは手伝う。火を吹いてから手伝わされるより、火が起きる前に手を打つ。なので、上長からすると比較的多くの仕事を振られる。もちろん、仕事なので振られた仕事で僕がやるべきことはやっているつもりだ。

流石にキャパを超えた仕事であれば断る。でも出来る範囲で僕がやるべき仕事であれば受ける。僕がやるべき仕事ならだ。何でも僕がやるのであれば、会社にいる必要はない。全部僕がやるのであれば、ひとりで稼いだ方が実入りが大きい。会社にいる理由は僕がやるべきことだけを仕事にできるからだ。会社組織は役割分担がされているハズで、その中で自分のポジションの仕事をするのがサラリーマン。給料を貰っている分の仕事をすれば良いと思っている。

変な話、総務の仕事もして、人事もして、営業も、システム開発もするのであれば、会社に居る必要はない。営業は営業の仕事をすれば給料が貰えるハズでシステム開発や総務の仕事をする必要はない。そうじゃないだろうか? もちろん、困っている部署があるなら手伝うことはあっても、それをメインでするのは僕の仕事じゃない。

僕にはシステム屋としての仕事がある。メインはそこに足を置いている。システムの開発やメンテナンス、改造の文句であれば受け付ける。それ以外の文句は受け付ける必要はないと思う。

キレた理由

現在、我が社はIT化ブームに乗ってシステムを導入することになった。それは良い、僕の出番だ。やりたいことがあれば、相談して貰えれば、色々なシステムを提案できるし、開発も行う。僕だってプロだ。グループウェアを安く使いたいと言われれば、サクッとグループウェアを導入する。僕は仕事が早い。導入も、操作マニュアルも用意した。「そもそも、うちの業務でグループウェアは必要なのか?」だと「知らんっ」って話だ。

その導入の前に「システムを入れて従業員の負荷を増やすのであれば、システムは入れない方が良い。それでも必要ですか?」と確認を何度もした。と言うのも、僕には必要だとは思わなかったからだ。必要ないムダなシステムを構築する労力はムダだ。だから「必要ないんじゃないか?」と提案を繰り返し行った。弱者の僕としては議事録をしっかりと取っているし承認も貰っている。

何度も「システムは道具だ」道具は使う人のスキルがなければムダ。便利だけど使いこなすスキルがなければ意味が内と話をしている。それでも「グループウェアがあれば、上手くいく」「システムを導入していないから、業務にムダが多い」と言っていた。その人たちが「グループウェアは必要なのか?」だとっ?

意味が分からない。そこまでなら僕もキレない。「ああ、そうですね。必要ないですよね、ハハハハハ」で終わる。

上長たち「そもそも、グループウェアで何をするつもりなの?」

この辺からヤバい雰囲気になってくる。

「いやっ、グループウェアを入れろって言ってたんだから、何をしたいかは考えていたんですよね? 僕は必要ないと思っていますよ」

上長たちグループウェアで何が出来るか分からないのに、やりたいことなんて分からないよ」

「やれることは、導入前に機能一覧で出していますよね。と言うか、僕は導入に反対していますよね。」

上長たち「それをどう使えば良いの?」

「どの機能を使って何をしたいのかは、僕は決められません。やりたいことがあるのであれば、どの機能を使えば良いかは調べてお知らせできますが」

ーーー ここまでで、僕が何か間違っているか? 何も対応に間違っていないと思う。

上長特にやりたいことは、ないんだよなあ。そもそも、グループウェアって必要なのか?」

もう意味が分からん。やりたいことがないのに、システムを入れるなんてナンセンスだ。僕は機能を知っているので、必要ないと提案をしていた。それなのに、ごり押しで導入を進めさせておいて、最後に必要なのか?って聞かれて僕はどうすれば良い?

「必要ないですよ。(ずっと言ってんじゃん)」

上長「情報が共有できるんだろ? 必要なんじゃないのか?」

「共有したい情報があるなら必要なんじゃないですか?」

上長「何の情報を共有できるんだ?」

ーーー もう、この辺りから、どうでも良くなった。

上長「営業は何の情報を共有するんだ?」

「知りません」

上長「総務は何の情報を共有するんだ?」

「知りません」

上長「何の情報を共有するのか知らないのか?」

ーーー もう耐えられない。何で上から目線で言われているのかが分からない。聞く相手が違う。営業が共有したい情報は営業に聞いてくれ。総務の情報もそうだ。システム屋に聞かれても分かるわけがない。と言うか、全社でグループウェアを導入すると決めたときに、その辺は各部門長が取りまとめることになっていたハズだ。

「それは僕の仕事ではありません。僕の仕事は道具を用意するところまで。もちろん、アフターフォローはします。道具を使うのは僕じゃない。使いたいと言い出した人たちがいたでしょ? その人たちに聞いてください。」

キレてしまった。大人気なかったな。意味が分からない人たちが、意味も分からずグループウェアを導入するすれば、バラ色の人生が待っているって思っていたんだね。気がつかなかった僕が悪い。逆切れだね。反省するよ。

だって、例えるなら「電動ドライバーが欲しいから、買ってきて」と言われて買ってきたのに「ネジなんて使ってねーじゃん。これどうすんの?」って言ってんのと一緒だよ。僕は「電動ドライバーを買ってきて」って言われた人。「必要ないんじゃないの?」ってアドバイスはした。問題なのは最初に「電動ドライバーが必要だ」って言った人じゃん。買ってきた僕が怒られる意味が分からない。

こんなんだから、仕事は楽しいよ。

僕の金じゃないし、使わないなら使わないで良いから、僕が悪いと集中砲火をするのはやめてくれ。意味が分からない。