システム屋の日記

システム屋サラリーマンの日記。それ以上でもそれ以下でもない

リスク管理は大事。リスクの対処法

生きている上でリスクに必ず晒されている。リスクに対処するために一番大切なことは、リスクを認識することだ。リスクに気づくことが大切。リスクを管理するためには、どんなリスクがあるかを知り、そのリスクから身を守るためにどうするかを考えないといけない。

僕は行き当たりばったりで生きていると勘違いされているが、しっかりとリスクヘッジしている。それが準備だと思う。僕は準備周到で仕事を進める。もちろんリスクの大きさによって対処が変わる。リスクの考え方についてまとめておく。リスクマネジメントが出来ない人は、仕事もできない。出来れば、この記事を読んでリスクマネジメントを理解できるように解説したい。

始めにリスクの考え方、対処法、最後に判断する方法を僕なりにまとめる。

リスク管理の方法

リスクとは、それが発生したときに目標達成の障害となる「不確かな事象」のこと。簡単に言うとジャマになる障害だ。リスクマネジメントをする場合、最初にどんなリスクがあるかを認識する必要がある。

「もし、こうなったらどうする?」

のもし〜だったらがリスクだ。経験がないと難しいが、こんなことが起こったらどうする?を認識するのがリスクマネジメントのスタートだ。もし電車が遅れたら、もし雨が強くなったらと障害になりそうなことを洗い出す。

洗い出したリスクを全て取り除く(回避)のが理想だ。何も障害がないようにする。何も障害がなければ順調に目標が達成できる。でも、リスクを0にすることは難しい。と言うか不可能だ。なのでリスクマネジメントが必要になる。

リスクの対処は「回避」「転嫁」「軽減」「受容」

リスクを管理するためには、その潜在的なリスクが発生する確率と発生した場合の影響を分析する必要がある。そして、それぞれのリスクに対して対処法を考える。リスクの対処法は「回避」「転嫁」「軽減」「受容」の4つだけ。

リスク分析をして発生確率、影響度を予測する。発生する確率が低く、影響もそんなにないリスクは対策を練るより「受容」してしまった方がラクだ。リスクマネジメントは、起こりうる「不確かな事象」つまりリスクに対して対処法を用意すること。発生したときのために準備をしておこうと言うことがリスクマネジメントだ。そして、リスク管理を行ったことがない人がリスク管理を始める場合、全てのリスクを取り除こうとする。対処法の「回避」だ。万にひとつも起こらない、そして起きたときにそれ程影響がないことに対して対処を準備する必要はない。でも、リスクマネジメント初心者は、全て「回避」しようとする。

どんな優先順位でリスクマネジメントをするかと言うと、発生したら目標達成が困難になるリスクから考える。基本的に影響度が高いリスクは「回避」するようにする。「回避」が出来ない場合は「転嫁」。僕の場合、プロジェクトの完遂に関わる影響度を持っているリスクが回避も転嫁も出来ない場合、そのプロジェクトはやらない。失敗する確率が高すぎる。発生の確率がかなり低い場合は受容することもある。それは隕石が落ちてきて直撃するくらいの確率だったら受容する。でも基本的に大きな障害になりそうなことがある場合は、お断り。

「回避」とはリスクを取り除くことだけど、リスクを取り除けないときは「転嫁」する。転嫁とは、自分のせいじゃなくすること。他の誰かに責任を転嫁させる。なんか、卑怯な印象を受けるけど、リスクマネジメントでは大切なこと。例えば、外注を使うとか他人にリスクを持ってもらう。順番は「回避」の次が「転嫁」。先に転嫁すると責任がない人になってしまう。順番が大切。ケースバイケース、臨機応変に対処を選択する。

そこそこ面倒くさくなりそうなリスクも「回避」か「転嫁」するようにする。回避も転嫁もしなくてもどうにかなりそうな場合、リスクの「軽減」をする。結構、軽減出来るリスクは多い。軽減とはリスクが発生する確率を減らすだけではなく、発生したときの被害を減らすことも含まれる。仕事で言えば、ネゴを取っておくなどだ。失敗したときのリスクを考え、先に失敗したときのネゴを取っておくなど逃げ道を作っておく。

最後は「受容」リスクがあるのを認識して、対策をしないケース。リスクがあるのを認識しているので、問題が発生したときも、焦ることなく大事できる。

リスクマネジメントができない人

リスクマネジメントができない人の多くは、潜在的なリスクを見つけられない場合とリスクの対処法を間違っている場合のどちらかだ。リスクを見つけられないのは、経験や知識が不足している場合が多い。これは意識して知識や経験を増やしていくことでスキルが身につく。と言うか、他に潜在リスクを見つけるスキルを身につける方法はない。

リスクの対処法を間違える場合の多くはリスク分析をするときに優先順位を間違えている場合がほとんどだ。発生確率の低いリスクなのに回避をしようとしたり、反対に重大なリスクなのに回避をしなかったりしてしまう。両方とも大事だが出来ない人が多い。簡単な準備でリスク管理ができるハズだ。因みに会社のトップはリスク管理が上手い。さらに運と勘で発生確率を減らすことが出来ている。普通の人間の僕としては羨ましい。