システム屋の日記

システム屋サラリーマンの日記。それ以上でもそれ以下でもない

仕事へのコダワリと責任感は違う

先日の記事で、仕事へのコダワリを捨てようと話をした。ちょっと誤解されるような内容だったと思う。

仕事へのコダワリを捨てると言うことと仕事に対する責任から逃げると言うのは別な話。こだわることが責任感だと思っている人が多いので、否定しておく。

僕は仕事が嫌いだ。でも責任感を持って仕事を完遂するようにしている。無責任な仕事はしたくない。何故かと言うと無責任な仕事をすると後々、面倒くさいことになるからだ。

面倒くさいことになると仕事にムダな労力を割くことになる。なので責任が取れるように仕事を完遂する。

やりたい仕事とやれる仕事は違う

僕は20年以上、サラリーマンとして仕事をしている。基本的に仕事が嫌いなので仕事に対するコダワリなんてない。別に良い給料が貰えて好きな趣味に没頭できる時間が確保されるのであれば、何をしても良いと思っている。

沢山の給料を貰えると言うことは、僕の仕事が会社から評価されると言うこと。なので、何をしていても同じ給料が貰えるなら、つまらない仕事でも問題ない。

ちなみに僕は化学系の修士を卒業し、システムエンジニアとして就職をした。そして、プログラマーとして転職をし、今は中小企業のシステム全般を管理する部署の長を任されている。

給料を払ってくれる会社から求められている仕事をするだけであって、コダワリはない。明日から営業をしろと言われれば、営業でも問題ない。

ただ、給料に還元できるレベルで仕事ができるかと言うと別問題。

仕事が好きな人は、やりたい仕事に対してコダワリが強い。コダワリが強いので違う仕事を振られると文句を言ったり、不貞腐れたりする。

しまいにはモチベーションが上がらないので仕事を辞めるなんて良いはじめる。

僕がやれることで給料が貰えるなら、何でも責任を持ってやる。

やり方や手順にもこだわらない

ちなみに僕は好きではないシステムの仕事をしている。一応、20年以上システム関係の仕事をしているので、それなりに知識と経験がある。

会社からはその知識と経験で結果を求められている。でもシステム、コンピュータの世界なんて5年経ったら新しい技術に置き換わるのが当たり前の世界。

僕が知っている知識だって直ぐに時代遅れになる。なので、僕はフラットに誰からの意見やアイデアを聞く。特に技術の話なんて現役でプログラムを組んでる人の方が正しいことが多い。

もちろん、プログラムだけじゃなく、全ての業務手順だって同じスタンスだ。こんなシステムを導入すれば、効率的になると言う意見も言うが、基本的にはシステムを使う人たち次第。

なので使っている人たちの意見やアイデアを聞く。聞いて効率化になると思えば、システムの改修、導入を検討する。

「こうしなければ、いけない」なんてコダワリはない。

無責任とは違う

そんな僕のスタンスは、仕事が好きだと言っている人たちからすると無責任に見えるようだ。

「なんでシステムの導入を急がない?」

「早くシステムを導入しろ」

なんてお言葉を頂く。

僕が仕事に対して無責任なら、使うか使わないか判断できないシステムを光の速さで導入する。導入して「使えないシステムを導入しやがって」と言われても、無責任に「そうですね。使えないっすね」なんて答える。

使えないシステムを入れて使えるようにする方が手間も時間もかかる。それは今までの経験と知識で分かる。導入した後、ムダな作業で地獄になるのが、目に見えている。なので無責任にシステムを導入しない。

僕は何もこだわっていない。ただ、ムダ、ムリをしたくない。非効率なことをしたくない。

仕事にこだわる必要はない

好きなことだとコダワリが出てきてしまう。例えば、クルマが好きだとクルマにこだわる。

コダワリは、自己満足のためにある。仕事にコダワリを持つと周りにとって迷惑。

与えらた仕事を完遂すれば、こだわる必要なんてない。コダワリが強いから仕事にムダ、ムリ、ムラが生まれる。

だから、仕事なんて好きになる必要はない。

嫌いな仕事だから余計なことをしないで、効率的に完遂できるんじゃないかな?